増える高齢単身世帯

2020年国勢調査では、萩原台の高齢(65歳以上)単身世帯数が199と増加(5年前比)となり、全世帯(1426)の14%を占めるに至っています。

単身者向け狭小型アパートも存在するので、単身世帯全体(263)に対しては75%に止まっていますがやはり多くなってきており、自治会などでも何らかの対応が必要な状況かもしれません。

近所でも女性の高齢単身世帯を見かけます。

萩原台の後期高齢者率

3ヶ月ぶりの投稿です。

令和2年国勢調査の小地域集計(丁毎)が公開されていたので、萩原台分を少しづつ可視化(グラフ化)しています。

萩原台全体では、2015年調査時に比べ人口世帯数共に微増となっています。人口は子供(年少人口)の増によるもの、世帯数増は高齢単身者世帯が増えたことによるものです。

多くはないものの(毎年全世帯数の数パーセント程度)子育て世代が転入するので街には少し賑わいが戻ってきている感じです。本当に少しづつでも高齢者から生産年齢世代への世代交代は着実に進んでいます。

ただ、高齢者層のなかでの高齢化(?)が深刻で、長寿化もあり後期高齢化率は上がる一方です。


                           

川西市では北部の大型団地の高齢化がやや深刻になっています。

それにしても川西市の市域の形状は独特です。

この前、敬老お祝いの回覧版が回っていましたが、何と65歳からが敬老対象だったので少し驚きました。

70歳位までバリバリ現役で頑張っている人も多い気がするのですが。

          

不動産折込チラシはリハウスのみ

本日土曜日、新聞折込不動産チラシはとうとう「三井のリハウス」1社のみという状況でした。 ポスティングを武器にしていたアナログ営業住友不動産販売のチラシが一切なくなったのも 大きいです。

ただ、くどいですが萩原台でwebのみの販促では全く効果はないでしょう。

現在、萩原台仲介市場では一切露出のなくなった、住友の売り物件は今年に入ってから全然出ません。 対照的に、東急リバブルは折込は減少させてもスポット宅配チラシは継続しています。特に、団地内の物件買取りを行い、自社物件として看板や幟を設置したりして露出を大幅に増やしています。

住民が高齢化し、間違いなく売り物件が急増するはずの萩原台を重点地域とする戦略は正解でしょう。

またリハウスもブレずに折込や宅配チラシ(東のみ?)を続けており、萩原台シェアップにはつながると思います。

外部からは分からないと思いますが、萩原台住民は引退世代が圧倒的に多く、知る限りスマホは普及しているもののメールを使われない方が多いです。

デジタル一辺倒でなくアナログも加味した販促が仲介シェアアップの鍵となるはずです。

住民の高齢化が加速する萩原台

川西市北部の大型開発団地と同様に、萩原台でも住民の高齢化が急速に進行しています。

いまや住民の半数近くが60才以上という、人口バランスが偏った街となっているのです。


萩原台住民の年齢(5段階)

(令和2年国勢調査データなので、もう少し高齢化が進んでいる)。

ただ、高齢となった居住者が駅近マンションや介護施設に移るため、自宅売却⇒若い世代が転入という流れ も強まっています。

川西能勢口駅に最も近い開発団地であり、幹線道路も通っているため不動産流通性が高く、懸念されるような空家問題 とも無縁です。

街全体に感じる清潔感と開放感(総て6m以上のゆったりした道路幅)がある限り、新たな転入が続き世代交代は比較的うまくいくように感じます。

萩原台の売土地、坪50万円の物件が登場

萩原台西1丁目で最近出た売り土地物件の坪単価が、遂に50万円の大台に乗ってきました。

年明け以降急ピッチに価格上昇し、坪40万円台後半が増えていましたが、50万円/坪は初登場です。

あくまで売り出し価格なので実際の決まり値はもっと下がる可能性が高いですが、それでも土地相場の上昇を感じます。

・萩原台西1丁目 3,400万円 地積223.80㎡ 坪単価50.1万円

何より驚くのは坪単価はともかく、売買価額が3,000万をかなり超えているところです。 今までどんなに画地条件が良くても3,000万超えはなかった(はず)なので、どういう結果になるか注目です。

西1丁目では、更地の売物件が他に3件出ており坪単価は約42.6~45.7万円となっています(価格は3,000万円以下)。

不動産の販促はチラシ(紙媒体)からネット広告に

連休明け土曜日の朝刊には、不動産折込チラシが全く入っていませんでした。

最近の不動産仲介会社は、新聞折込みに加え宅配チラシなど紙媒体による販促を削減し、web広告へのシフトが顕著です。

あの、ポスティング⇒売り物件収集・買顧客獲得⇒成約という勝利の方程式を確立していた、住友不動産販売すら(宅配)モニター廃止でアナログでの露出なしという状況です(その影響か、同社はここ半年萩原台の売り物件ゼロ)。

確かに全般的にはネットによる販促効果は、上がってきているのは間違いないでしょう。

少し古いですが、ユーザーがどんな形で情報を得ているのかのデータです。

萩原台の買主は30~40代の方が多いので、買主への訴求はwebの方が効果がありそうです。

ただし、一方で(売主となる)住民の約半数は60才以上と、凄い勢いで高齢化が進行し特に多い70才代のネットリテラシーは当然それほど高くありません。

現実問題として、ネットとは無縁の高齢者の多いエリア攻略に紙媒体での訴求は不可欠と思うので、ネット×アナログの二刀流販促が王道と思います。

個別性の強い不動産という商品の営業は、(汗をかかない)ネット一本足で成果を上げ続けられるほど単純なものではないはずですから。

萩原台の地価公示、久々に上昇

長期間低迷していた萩原台の地価がやっと前年比プラス圏に浮上です。

令和4年萩原台の公示価格は、94.000円/㎡と前年比1.08%アップという結果になっています。

駅からやや離れたこの分譲地の地価反転は、コロナ禍で住まいへの意識が変化(一戸建て住宅見直し)したことが大きいでしょう。

在宅勤務普及による駅近志向の弱まりとワークスペースのニーズ拡大⇒高騰したマンションから戸建て志向に

 

公示価格は9,4000円/㎡(坪31万743円)ですが、実際の取引価格は公示価格の約1.1倍(勢いがあるエリアなら1.2倍位?)と言われています。

従って(鑑定評価が行われた昨年秋頃は)実際の取引価格は坪34~36.5万円程度だったのでしょう。

なお、この調査ポイント(東2丁目169番)は、都道府県基準地価調査の地点にもなっており、半年(1月、7月)ごとの地価変動を知ることが出来ます。

ただ、萩原台は起伏があり道路との高低差が大きいなど、土地の個別性が強く成約単価のばらつきが相当あるのに注意が必要です。

本調査地点は、南傾斜で(道路との高低差なし)223㎡の整形敷地というかなり良い立地条件のところです。

昨年、不動産業者さんに「萩原台の売り物件は瞬間蒸発する」位売れていると聞いていたので今回の上昇は予想していましたが、実は今年に入ってもかなりの勢いで売却物件が出て成約も急増中です。

このままいけば、7月1日時点の基準地価も上昇し、大きくはないものの地価上昇トレンドが鮮明になるでしょう。

ただし、土地分と(新築する)建物の価格分と合わせた予算で物件を購入するので、ロシア発の木材(合板)価格急騰が懸念材料です。