住友不動産販売がDMも全廃

DX戦略を推進する住友不動産販売が、DMを廃止しその費用約60億円をネット広告(とAIによる 査定など)に振り向けるというニュースがありました。 ポスティングチラシの廃止には驚きましたが、このDM(効果なかったはず)廃止は当然でしょう。 これで同社の紙媒体(の販促)は新聞折り込みのみとなるようです。

ただ以前も記事にしましたが、Web主体の販促は萩原台のように高齢者の多い(ネットリテラシーが低い)エリアでは、苦戦すると思います。

ネット特化戦術では、売り物件開発が難しくなるはずで実際、アナログでの露出が極端に減った住友(の仲介)の存在感は萩原台地区で大きく低下したと感じます。

(2020年国勢調査小商圏(丁町別)データを再掲)

一方、地域No1のリバブルは視認性の高い場所には看板、売物件へのノボリ設置、数はすくないもののポスティング継続等アナログ販促を駆使し、萩原台での露出・活動量が質量とも突出してきています。

勢いに乗るリバブル(場合によっては自ら買取までする何でもあり営業)に対し、(コンプラ重視?で守りに入って)空中戦オンリーの住不に勝ち目はなさそうな気もします。

仲介は、時代が変わってもデジタル×アナログ×リアル(汗をかく)があってはじめて、エンドユーザーの支持が得られる業態だと思います。